産前・産後うつ③野球その2
こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
近くで咲いていたスズランの花の写真です。
昨日の野球の話の続きを書こうと思います。
体調不良を訴えるようになった長男。秋になった頃の話だったと思います。
この頃のことを思い出すと胸がきゅーっと締め付けられます。もっと私が気づいてあげられていたら、あんな苦しい思いを長男はしなくてよかったんじゃないかって、今でも自分を責めたくなります。
責めても時間は戻らないから、同じことを繰り返さないように…胸に刻みたいと思います。
野球の練習も休むようになり、しばらく試合も行きませんでした。体調は小康状態。
「野球、辞めようか?」
と聞いてもしばらくは悩んでいたように思います。
主人とは夜中にケンカ。長男の事を相談すると、初めから自分は野球が嫌いで、やるのは反対だったと言い始めるのです。
チーム選びから手伝ってくれていたのに…
どうりで試合も見にこないわけだ…
私は必死にやっているのに何でわかってもらえないんだろう…って思っていたように思います。
夏休みには前住んでいた所へ遊びに行き、野球を始めたお友達2人とキャッチボールを少しだけできました。
お友達2人も野球に習い事にキャンプにと忙しく、お母さんと連絡をとって予定をすり合わせて、なんとか捻り出してもらった時間でした。
お友達に会って、その理由がよくわかりました。お友達、とっても疲れていました。まだ3年生だけど6年生と同じ練習メニューをこなし、週末は試合。習い事もあります。だからお母さんも無理はさせたくなかったのですよね…無理やり時間を作ってもらって申し訳なかったなぁ…と思いました。
でも、私たちにとっては、たった1時間ちょっと遊んだ時間は、何物にも代えがたい、貴重な貴重な時間でした。お友達も最後まで名残り惜しんでお別れしてくれました。
でも、このことも後になって考えてみれば、みんな私のエゴだったのかなぁと思いました。私が野球をやって欲しかったから、私がお友達とキャッチボールをしているのを見たかったから、私が週末子供達をみるのが大変すぎたから…私の我がままだったのではないか…と気づきました。
主人からは長男はお前が野球をやって欲しいと思っているからやっているんだよ、と言われました。よく考えてみれば、以前野球をやりたかったのは、お友達がいたからなんですよね。そんな大事な事を忘れていました。
長男は引っ越してきて、お友達もいなくて、先生にも慣れなくて学校だけでも大変だったのに、野球で体力的にも大変になって、家にはパパもいつもいなくて、ママはいつも大変そう。
環境の変化が大きすぎて、野球どころではなかったよね…
きっと私が喜ぶと思って野球始めたんだよね…
我がままなお母さんでごめんね…
野球を休んでから1ヶ月ほどで、「野球やめる」と自分から決め、退団しました。
野球チームのお母さん達はよそ者の私達でも気にかけてメールをくれて心配してくれていました。よそ者を寄せ付けない地域性がある土地だっただけに、とてもありがたかったですし、今でも感謝しています。たった数ヶ月しかいなかったのに、色紙や写真をもらってお別れしました。
今でも野球をやらせなければよかったんだろうなぁ、と思います。そうしたら長男はあんなに体調不良にならなかっただろうし、苦しまずにすんだんだろうなぁと。私は良かれと思ってした事だったけど、長男にとっては負担でしかなかったんだと思います。
主人には、スポーツがあまり得意ではない長男の貴重な経験になったとフォローしてくれましたが、やはり今でも書いていて胸が苦しくなってくる位、この事についての話は私にとってまだ苦しい思い出です。
長くなってしまいました。
読んで頂いてありがとうございます。